Latest Entries

スローカーブを、もう一球 (角川文庫 (5962))スローカーブを、もう一球 (角川文庫 (5962))
(1985/02)
山際 淳司

商品詳細を見る


山際淳司はあまり、力を入れて何事かに取り組むことができない人のことを、取り上げることが、多いような、気がします。

なんとなく山際淳司自身もそのような人物であったのではないかと私は思います。

関川夏央なんかもそうだけど、20代を、ブラブラしていた人間のなんともいえない独特の雰囲気がこの人の文章からは感じられます。

それが私には心地がよく感じられます。

ビートたけし お前の不幸には、訳がある! たけしの上級賢者学講座

おまえの不幸には、訳がある!―たけしの上級賢者学講座 (新潮文庫)おまえの不幸には、訳がある!―たけしの上級賢者学講座 (新潮文庫)
(2003/11)
ビートたけし

商品詳細を見る


自分とは相容れない考え方ではあるけれど、嫌いになれないと思った。石原慎太郎が同じことをいっても、むかつくのだろうけど。

それは違う! (文春文庫)それは違う! (文春文庫)
(2001/12)
日垣 隆

商品詳細を見る


週間金曜日という雑誌に連載された、買ってはいけないという、文章に対する批判。

日垣氏が鋭く突っ込んでいるというよりも、買ってはいけないに突っ込みどころがありすぎると感じた。

こんな雑誌を相手にする必要があるのかと思った。

村上春樹 ヘルマン・ゲーリング要塞1983

蛍、納屋を焼くに掲載
男が東ドイツを訪れ書いた手記のようなもの

村上春樹 冬の博物館としてのポルノグラフィー

セックスは冬の博物館だということを説明しているだけ。

村上春樹 めくらやなぎと眠る女

村上春樹の小説中では一番好きです。 蛍、納屋を焼くその他の短編より

どこがいいって主人公が休職中なところがいいです。仕事が合わないとかやりたいことがあるとか自分の考えていることに近くていい。自分に近い人を見つけるのも読書の楽しみのうちだと思った。

村上春樹 踊る小人

踊りのうまい、小人にそそのかされ不幸な目にあう抑圧された話。

素直に読めば逃げても逃げても、逃げ切れない不快を表現しているととれる。

例によって、めっちゃ遠い暗喩が使われていた。

それは象製造工場で、象を複製しているというものだった。さようならギャングたちを少し思い起こさせた。

納屋を焼く 村上春樹

蛍、納屋を焼く、その他の短編より

また友達のいない女の話

主人公の小説家と、男がマリファナを吸いながら、キザな会話をするむかつく話し、蛍のような普通の人が喜ぶような作品ではなかった。とにかく難しく、内容が内容に思われる。メタファーがきつすぎる。

蛍 村上春樹

螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)
(1987/09)
村上 春樹

商品詳細を見る

短編集の中の一冊
村上春樹が学生寮に住んでいた、大学1年から2年までの話。

やたらと接続詞を使わず起こったことを羅列していくような文章の書き方をしていてなんだか切ない気持ちになった。私は文章を読んでほとんど切なくなることはないのだけれど、この文章はとても切なく感じた。私がいつも読んでいる文学とは違ったような意図を持って書かれている小説だと感じた。
め~てるの気持ち 1 (1) (ヤングジャンプコミックス)め~てるの気持ち 1 (1) (ヤングジャンプコミックス)
(2007/01/19)
奥 浩哉

商品詳細を見る

ヤングジャンプに乗っていた引きこもりの青年と青年よりも若い義母の交流を描いた作品めーてるの気持ちに雰囲気が似ていると思いました。

猫のゆりかご カート・ヴォネガット・ジュニア

猫のゆりかご (ハヤカワ文庫 SF 353)猫のゆりかご (ハヤカワ文庫 SF 353)
(1979/07)
カート・ヴォネガット・ジュニア

商品詳細を見る


後にボノコン教徒になる主人公がジョーナが、原爆の発明者にしてノーベル賞受賞者フィーリスク・ハニカーに関する本の執筆のため彼の息子にコンタクトを取るところから始まります。

結末はタイタンの妖女に似て、とても残酷とも言える結末だがタイタンの妖女のように後半になってグイグイ引きこまれるような感じはなかった。ボネガットは平易な言葉で難しい題材を扱う人と認識されているようだけれど、俺にはとても難しく感じた。つまるところボネガットは人間が好きなのか嫌いなのか俺にはよくわからない。そういう中途半端な姿勢が俺は嫌いなんだけれど、なんかにくめない。これも中途半端か。

佐伯一麦 ショート・サーキット

ショート・サーキット―佐伯一麦初期作品集 (講談社文芸文庫)ショート・サーキット―佐伯一麦初期作品集 (講談社文芸文庫)
(2005/10)
佐伯 一麦

商品詳細を見る


電気工事の仕事をしている男の話。なんだか電気に関する知識を自慢したいだけかというほどに、専門用語ばかりが出てきて、意外と読みずらかった。最後に主人公は京王線の笹塚とか千歳烏山あたりから上野から一時間ぐらいかかるところに引っ越すことになるのだけれどもっと近いところに引っ越せばいいじゃないかと思った。

小島信夫 小銃

人妻の愛人を日本に残して中国に戦争に行く21歳の男の話。

小島信夫の女性感を書いたようにも読めるし、軍隊生活について描いたようにも読める。なんだかよくわからなかった。

アメリカンスクール 小島信夫

アメリカン・スクール 改版 (新潮文庫 こ 7-1)アメリカン・スクール 改版 (新潮文庫 こ 7-1)
(2007/12)
小島 信夫

商品詳細を見る


アメリカンスクールに視察に行く日本人英語教師の話。

主人公はアメリカへの劣等感にまみれて、もう一人の男はアメリカへの憎悪に満ちている。
戦争直後の日本人感がわかってよかった 

マックス・ウエーバー プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)
(1989/01)
マックス ヴェーバー

商品詳細を見る


僕は小説を読んでも何も得るところがないし、この手の本を読んでも、表紙に書いてある要約程度にしかえるところがないのだけれど、キリスト教徒は妻とのセックスすらも罪悪だったということが分かって少しだけ賢くなった。

奥泉光 暴力の舟

蛇を殺す夜蛇を殺す夜
(1992/09)
奥泉 光

商品詳細を見る


奥泉光とかなり似ている大学生の話。全共闘より下の人たちの大学生活が分かって興味深かった。

奥泉光はまじめな人かと思ったけれどこの小説はかなりユーモアがあって面白かった。ただ主人公の先輩が不幸すぎて、かわいそうだと思った。この人はたぶんフィクションの中の人物なのだろうけど、いじめすぎていると感じた。

豪雨の前兆 関川夏央

豪雨の前兆 (文春文庫)豪雨の前兆 (文春文庫)
(2004/02)
関川 夏央

商品詳細を見る


僕は1969年に大学生だった人たちの本を読むことが多いのだけれど、そういう人たちはあまり大きな声で、昔はよかったとは言明しないのだけど関川夏央は昔はよかったって結構強く言っている。そういう偏っているところがいいと思った。このエッセイもちょっといやだけど癖になる文章でいいと思いました。

内容は明治時代の文豪たちについて語っているものが多かった。すごく昔の通俗映画的なものの紹介していて、自分が接してきた作品への愛がかんじられていいと思った。

中村文則 蜘蛛の声

土の中の子供 (新潮文庫 な 56-2)土の中の子供 (新潮文庫 な 56-2)
(2007/12)
中村 文則

商品詳細を見る


結局、主人公はどんな人間なのか明かされないまま、分裂している主人公の妄想のようなものを書き続けている話。小説特有の読みずらさみたいなものがなかった。平凡な日常のような描写はまったくない。中村文則は作家というよりも、小説を読む側の人間であるような感じがした。なんとなく。

人生の親戚 大江健三郎

人生の親戚 (新潮文庫)人生の親戚 (新潮文庫)
(1994/07)
大江 健三郎

商品詳細を見る


最初の50ページぐらいまでは今まで見たこともないくらいに面白かった。後半200ページはつまらなかった。ところでこの小説では知的障害者の兄と下半身不随の弟が出てきて、兄が先にがけから飛び降りその後を追うようにして、弟が車椅子ごと飛び降ります。

このシーンを読んだとき私は知的障害者の兄が誤って崖から落下して、それを見てなんともいえない気持ちになった弟が後追い自殺したと感じたのですが、この小説の中では二人とも自殺ということで話が進んでゆきます。

自分的には知的に障害を持った青年が崖から落ちて、それが自殺だとは考えないのだけれど、小説の中ではまったく自殺か事故か検証されぬまま話が進んでゆくところがなんか変だと思いました。

リチャード・ブローティガン 愛のゆくえ

愛のゆくえ (ハヤカワepi文庫)愛のゆくえ (ハヤカワepi文庫)
(2002/08)
リチャード ブローティガン

商品詳細を見る


図書館から一歩も出ることなく図書館で働く男の話。解説は高橋源一郎だった。なんかカフカの変身にちょっと似ている。違うのは図書館から出ていない主人公はその状況にそれほど絶望しているようには感じられないところだと感じた。変身はもっと暗い感じのする小説だったと思う。しかしこの主人公はそれほどには暗くはないと思った。主人公と同居している内縁の女はとても美しい女だと描写されているし、それ以外にも女について作者が感じるところがあると読み取れる箇所もあり、孤独と女というのがこの小説の肝であると思いました。

山田詠美 ベッドタイムアイズ

ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨 (新潮文庫)ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨 (新潮文庫)
(1996/10)
山田 詠美

商品詳細を見る


黒人と付き合っている女の話。とにかくこの小説の中には恋愛しかないように感じられる。後たくさんメタファーが使われていた。主人公が慕っている年上の女性のせりふが妙にリアリティーがなく、文章中に頻発する黒人のスラングも少しうざく感じられたけれども、その変なところがこの小説の味なのかなとも思った。

島田雅彦 忘れられた帝国

忘れられた帝国忘れられた帝国
(1999/12)
島田 雅彦

商品詳細を見る


島田雅彦が郊外について書いた本だけど、島田雅彦の本読み過ぎて、小説の主人公がもう全部島田雅彦自身に感じられてきて、どっからどこまでがこの作品の記憶かが分からなくなってしまうほどに、同じような小説を書いていると思った。

島田雅彦 予言者の名前

預言者の名前預言者の名前
(1996/07)
島田 雅彦

商品詳細を見る


島田雅彦が宗教に付いて書いた本。島田雅彦の本はどれも同じだと思った。

内乱の予感 島田雅彦

内乱の予感 (朝日文庫)内乱の予感 (朝日文庫)
(2000/09)
島田 雅彦

商品詳細を見る


千年王国という日本の秘密結社みたいな組織な組織に属する主人公が千年王国をつぶすとネットに書き込んでいる謎の人物を殺そうとする話、200ページに満たない小説で島田雅彦らしいするりと読める文章で書いてあるので楽しく読めた。あいかわらず政治とかわからないけれど。

ジェイ マキナニー ランサム

ランサムランサム
(1988/11)
ジェイ マキナニー、Jay McInerney 他

商品詳細を見る


マキナニーの日本に滞在していた二年間に付いてかかれた自伝的小説。1970年代の話だけれどかなりマキナニーは日本に滞在しても期待していたようなものは得られなかったということが伺われる、トーマス、マンのトニオクレーゲルのように芸術家としての自分に付いてもすこしかかれている、ブライトライツビッグシティよりは面白くないけれど外人が日本に付いて書いた小説なので興味深かった。

村上春樹 1973年のピンボール

1973年のピンボール (講談社文庫)1973年のピンボール (講談社文庫)
(2004/11)
村上 春樹

商品詳細を見る


風の歌を聴けの続編的な作品であった。初期の村上春樹はボネガットに影響を受けていたと聴いていたけれど、聞きしにまさる程の類似点があった。特に自分の意見を述べながら、すぐになげやりになるところが全く同じだと思った。今まで自分の読んできた本よりも作者自身の意見が強くでている小説だと思ったけれど、作者の意図が読みきれない意味深な箇所もたくさんあり不思議な小説だと感じた。

島田雅彦 自由死刑

自由死刑 (集英社文庫) 自由死刑 (集英社文庫)
島田 雅彦 (2003/01)
集英社
この商品の詳細を見る


一週間後に自殺することにした男の話し。

一週間後に死ぬことにしたおとこが死ぬまでにやりたいことを思い切ってやろうとする話なのだけれど、怪しげな男が絡んできたりして主人公は死について改めていろいろ考えるのだけれど、島田雅彦の小説らしくあまりにも現実離れしたことばかりが起こっていてあまりリアルではなかった。主人公は楽しいことをあまり知らないから死ぬ間際でもたいしたことができないというようなことを言っているけれど、この人に限らず皆そんな感じだと思った。人生に楽しいことはそんなに多くはないけれどそれでも皆何とか生きていることのほうが不思議なんじゃないかと少し考えさせられた。

一月九日追記
アクセスが増えたと思ったら。自由死刑がドラマ化されたらしいです。

関川夏央 退屈な迷宮

退屈な迷宮―「北朝鮮」とは何だったのか 退屈な迷宮―「北朝鮮」とは何だったのか
関川 夏央 (1996/03)
新潮社
この商品の詳細を見る


この本では北朝鮮がどれだけひどい国かを暴き出そうとしているが。そもそも自分は昔の新聞や偉い人たちが北朝鮮のことを好意的に報道していたということ時代知らなかった、そのような状況の中で北朝鮮がとてもよくない状況にあることを自分の目で確かめて文章にするだけでもすごいと思いました。

ジェイ・マキナニー ストーリー・オブ・マイ・ライフ

ストーリー・オブ・マイ・ライフストーリー・オブ・マイ・ライフ
(1992/05)
ジェイ マキナニー

商品詳細を見る


ニューヨークに住んでいる金持ちの娘のセックスばかりしている日常の話。最初読んだ時は舞城王太郎の阿修羅ガールみたいな文体でアメリカ文学を読んでいるような感じがしなかったけれど、話が進むにつれて、主人公の語り口調が自分にあってきて心地よくなってくる。
日本がバブルのときはアメリカは不調だったって聞いたことがあったけどこの本を見る限りはそうではなく、景気のよい人たちもいたのだと思った。

太宰治 津軽

津軽 津軽
太宰 治 (2004/08/19)
岩波書店
この商品の詳細を見る


太宰治が生まれ故郷を旅する話。本をたくさん読むようになる前に教科書に載っていた走れメロス以外に一冊とても暗い作品を読んだことがあって、太宰治とはそういう人だというイメージを持っていたけれどこの作品はとても間の抜けている感じがあって面白いと思った。

武者小路実篤 愛と死

愛と死 (新潮文庫) 愛と死 (新潮文庫)
武者小路 実篤 (1952/09)
新潮社
この商品の詳細を見る


パリに留学中に婚約者が死んでしまう、という内容だが安い恋愛ドラマのようで心に来るというような作品ではなかった。
ただ当時は既に男女の関係はかなり対等なものだったということをうかがうことができて勉強になった。

Appendix

フリーエリア

スカウター : 読書初心者の読書記録

SEOリンク

結婚おめでとう


悲しいかな既婚者


既婚でも悲しくない


高橋源一郎初期三部作
芸術家志望者必読

復刊

新刊

最近の記事

カレンダー

06 | 2008/07 | 08
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

Powered By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ