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5月結果

およそ3冊

舞城王太郎 ピコーン!

舞城王太郎のミステリーです。

ミステリーというよりもエンターテイメントといった感じですがおもしろかったです。

主人公はヤンキーで彼氏が殺されてそれを解決する話なのですが、トリックとかよりも作者のフェラチオ観に重点が割かれていて面白いです。

松本人志さんの名前が出てくるなどとても現代的な小説であると思います。お笑い芸人の名前が出てくる小説などほかにあるのでしょうか

舞城王太郎 バット男

著者は小説の最後に言いたいことをきちんとまとめて言うのが好きみたいです。

いつもバットを持ち歩いている高校生とかにいじめられているホームレスが、殺されたという話です。

弱いものいじめは絶対になくならないから強くならなければいけないよということが主題です。

舞城王太郎の文章は読みやすくておもしろいです。

大江健三郎 他人の足

下半身不随の少年少女が入院していて、鬱屈とした病院にポジティブな学生がやってくるという話です。

後書きによれば芽むしり仔撃ちまでの大江健三郎の作品は「監禁されている状態、閉ざされた壁の中に生きる状態を考えること」が主題だそうです。

この作品もまさにそんな感じです。

乙一 夏と花火と私の死体

夏と花火と私の死体 夏と花火と私の死体
乙一 (2000/05)
集英社
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殺された主人公が二人の兄弟によって遺棄される過程を描いた作品です。

著者が16歳のときに書いた作品ですが凄すぎます。

物語りは最初に殺された主人公により語られています。後半どきどきさせられたし、落ちもよい意味で期待を裏切ってくれました。




大江健三郎 人間の羊

酔った外国兵にナイフを突きつけられバスの中でズボンを脱がされて四つんばいの状態にさせられた男とそれを見ていて告訴するように勧める男の話。

性的なことではないが僕もこんな辱めを受けさせられたことがありその日一日バッドな気分ですごしたことがあります。

善人ぶった傍観者の男は執拗に告訴を勧めてきて、そっとしておいてほしい主人公の気持ちをまったく考えようとしません。ラストはまったくおかしなことになってしまいます。

寓話としても残りそうな話だと思いました。

追記

後書きを見たら江藤淳さんも寓話的な印象をこの作品に与えていると書かれていらっしゃいました。少しうれしい

丸山健二 夏の流れ

夏の流れ―丸山健二初期作品集 夏の流れ―丸山健二初期作品集
丸山 健二 (2005/02)
講談社
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丸山健二の処女作で23歳で芥川賞をもらった作品です。なにかで丸山健二が会話をなるべく減らし、地の文で表現するべきだといっていたのですがこの小説は鍵括弧の連続でページ数を稼いでいます。

死刑囚を監視する仕事をしている男の話です。

大胆な性格の同僚と繊細な後輩が出てきてこのギャップがこの小説を盛り上げていると思います。

やるせない感じが伝わってくる小説です。

4月結果

小説およそ11冊マンガ2作映画3作

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