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本谷有希子 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ (講談社文庫 も 48-1)腑抜けども、悲しみの愛を見せろ (講談社文庫 も 48-1)
(2007/05/15)
本谷 有希子

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新宿紀伊国屋本店に言ったときに、目について、あらすじを見て購入しました。
あらすじを見た芸術家とそれ以外の人との間の葛藤みたいなのが描かれていると思いそのつもりで読んでみましたがどうやら違ったようです。私が思う芸術家と、それ以外の人と違いを描いた作品と、この作品がどのように違っているか以下にあげてみたいと思います。

1.主人公が選択した芸術は演劇である。
2.やたらと主人公が貶められている。(こういう作品が作られる場合創作者が芸術家であるので、普通の人に対する軽蔑が描かれます。芸術家の言い訳みたいな作品が多いということです。)
3.登場人物にやたら個性がある。(リアルじゃない感じがする。デフォルメしている。)
4.いろんな出来事が起こる。(作者の内面を吐露するような作品にはあまり多くの出来事は起こらないことが多い。)

その他の特徴を挙げるは以下です。
5.グロテスク(純文学っぽくない)
6.そこら辺にあるものを読点でつないで、箇条書きみたいに書く。(村上龍の限りなく・・・もそうでした)
7.手紙のやり取りを、内容を示すのではなく、手紙そのものを書く。
8.太字やフォントに拘る。
9.地の文に凝ってる割にめちゃくちゃ読みやすい。
10.主人公が18歳から22歳まで東京にいて帰ってきた。


いろいろ特徴を挙げてみましたがわかったことは次の点です。
作者は読者を楽しませようとしている。
作者は工夫をしている。
作者は小説を書く気があまりない。もしくは、手探りでやっているように見える。
作者も田舎が嫌いっぽい。

わからなかったことは以下
作者自身が自分のことを芸術家だと思っているのか、エンターテナーだと思っているのか、それとも、普通の人の感情を描く、テレビドラマ作っているような人たちの仲間だと思っているのか、このどれにも与しないのかどうかがわかりませんでした。単なるコメディなの?

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