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内田樹 私家版・ユダヤ文化論

私家版・ユダヤ文化論 (文春新書)私家版・ユダヤ文化論 (文春新書)
(2006/07)
内田 樹

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ユダヤ団体の図書館に電話をかけた著者は、レヴィナスの翻訳を手がけたことを応対をしてくれた女性が知っていたことに驚いたといいます。これはユダヤ人について書かれた書物を逐一チェックしている機関があるというユダヤ人たちの特殊性を説明するための一例として挙げられております。

次にアメリカでは、中東諸国が不利にならないように、ユダヤ人の団体が働きかけることと、日露戦争に際し、同胞に対して悪いことをしたロシア懲らしめようと、日本に支援をしたユダヤ人実業家の例を挙げ。私たち日本人が持っている帰属意識と、あるユダヤ人がユダヤ人としてもっている帰属意識が違うということを著者は強調します。

以下の内容について書くのが面倒くさいので省略いたしますが、内田氏はユダヤを遅れてきた人たちと規定しており、ユダヤ人達の思考の方法自体を「知性的」と人類は呼ぶのではないかという仮説を立てております。200ページ以降の30ページはフロイトとか精神分析の話になるので読みづらいのですが、とても面白い本でした。
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